グリーンフォークの使い方 エチケット編 初心者ゴルフレッスンナビ

セカンドショットをグリーンに乗せることができれば天にも上り詰めた気持ちになります。これからバーディーパットと行きたいところですが、ちょっと待ってください。その前にやるべきことがあります。それがボールマークの修復です。

ボールマークはグリーンにボールが落ちたときにできた凹み（へこみ）です。近年ではグリーンの芝をベント芝に置き換えてあるゴルフ場が多いです。ベント芝の特性上、このボールマークが目立つようになりました（以前主流だった高麗芝はグリーンが硬く、場合によってはボールマークが付かないこともありました）。

ボールマークを直すための道具として使われるのがグリーンフォークです。グリーンフォークを持っていない場合はマスター室（スタート室）の前に用意してあります。スタート前に確認して持っていないようであればポケットに入れておきましょう。

グリーンに行って忘れたことに気づいた場合は、ティーで代用してボールマークを直すこともできますので慌てないことです。ただ、ティーはボールマークを直すためのものではないので使い勝手が悪いです。

できるだけ、自分のグリーンフォークを用意しておくと意識的にボールマークを直す癖が付きますので自分専用のものを準備することをおススメします。

グリーンフォークの使い方/項目

グリーンフォークの使い方を誤ると逆にグリーンの芝を傷めることにもなりかねません。やり方は簡単ですのでここでしっかりと覚えてください。

イラストのようにボールマークの横にグリーンフォークを刺し、ボールマークの方向へ寄せるように行ないます。前後左右グリーンフォークを刺して同じように行なってください。できるだけ少ない回数で直ることがベターですが、1回で直そうとするとフォーク大きく傾けなければなりませんので芝を傷つけてしまう恐れがあります。注意してください。

よく勘違いするのが、イラストの”×”の方向へ動かすことです。「浮き上げる」というか「持ち上げる」ような使い方をするとせっかく根付いた芝が離れてしまいます。間違いのないようにしましょう。

グリーンフォークを使い荒均しできたら、ボールマークのあったところを他のグリーンの状況に近づけるようにパターのソールを使って「トントン」と軽く整えるようにしましょう。たったこれだけボールマークの修復は完成します。

自分のパッティングが早く終わってすることがないときなど、ボールマークを見つけながら直すことを行なうと同伴者からも好印象です。それから、自分のライン上に自分以外の人が付けたボールマークがあった場合、直すことができます。

そのときは周りの人に宣言するように「ボールマークを直します。」といって直してください。スパイク跡などは直すことができないので、無駄に疑いをかけられることを防ぐためです。

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